コクヨの子会社である「コクヨファニチャー株式会社」と「コクヨオフィスシステム株式会社」の両者が、2010年7月1日に合併することが決まったようです。
コクヨファニチャー株式会社は、おもにオフィス家具を製造・仕入れ・販売する会社で、一方のコクヨオフィスシステム株式会社は、おもに大手法人向けに特化してオフィス家具を販売する会社です。
詳しいことはプレスリリースには書かれていませんが、主要な目的は、コクヨグループ本体の足を引っ張っているオフィス家具部門のリストラクチャリングの一環だと考えられます。
また同時に、大規模な設備投資が激減し、それを主な事業とするコクヨオフィスシステムの売上げが萎縮していったことが原因なのではないでしょうか。
大手企業も中小企業も、大規模な予算をもって一気にオフィス家具を新調・刷新するという時代は過去のものとなり、コストを抑えながら必要に応じて交換補充するというのが増えてきたように感じます。
プレスリリースにもある「お客様の要望も多様化・複雑化」を受け止めて、的確にオフィス家具を販売していく努力が必要ですね。